【傍聴記録】武田正人

「殺意はなかった」容疑一部否認　 離婚めぐり妻を殺害した男の初公判 去年10月、京都市西京区で、離婚をめぐる口論の末に妻を殺害したとして、殺人の罪に問われている男の裁判員裁判の初公判がきょう、京都地裁で開かれました。殺人の罪に問われているのは、京都市西京区松室荒堀町の武田正人被告（39歳）です。起訴状によりますと、武田被告は、去年10月、自宅で妻のつむぎさん（当時39歳）を離婚をめぐる口論の末に、顔面や体に暴行を加え、自宅前の川に投げ込み、顔を水に沈めて溺死させたとして、殺人の罪に問われています。きょうの初

公判で、武田被告は「殺してしまったことは認めるが、殺意はなかった」と起訴内容を一部否認しました。冒頭陳述で検察側は、「死亡の可能性が高いと認識しながら暴行を加え、救護措置をとらなかった」と殺人罪にあたると主張しました。一方、弁護側は「被告には殺害する動機はなく、犯行後にすぐに自首した行動から殺意があったとは考えられない。傷害致死罪にあたる」と主張しました。判決は、今月30日に言い渡されます。

KBS京都　2015年11月18日 18:00
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/news/2015/11/post-1.htm

【傍聴記録】
法廷：京都地方裁判所 刑事 第202号法廷（2階）
公判日時：平成27年11月18日（水）午前10時00分～午後03時00分　第一回
               平成27年11月24日（火）午前10時00分～午後05時00分　第二回
               平成27年11月25日（水）午前10時00分～午後05時00分　第三回
               平成27年11月30日（月）午前11時30分～午後12時00分　判決
事件番号：平成26年（わ）第1482号
罪名：殺人
審理状況：審理（全3回）、判決
担当部係：第1刑事部合議係
裁判長及び裁判官：坪井祐子（裁判長）、高橋孝治（右陪審）、守屋尚志（左陪審）
裁判員：40代男性、40代女性、30代男性、50代男性、50代女性、30代女性
補充裁判員：40代男性、30代女性
書記官：雨森慎一、髙島一憲
検察官：40代男性、40代男性
弁護人：40代男性、50代女性
刑務官：男性2名

【公訴事実】
被告人は、平成26年10月29日未明、京都市西京区松室荒堀町の自宅において、つむぎさん（当時39歳）と離婚話で口論となり、首を絞めたり顔面や体に暴行。外に連れ出し自宅前の川へ突き落とし、顔を川に沈め溺死させた。
罪名及び罰条　殺人　刑法第199条

【被告人の身上、経歴】
氏名：武田正人（たけだ　まさと）
性別：男
生年月日：昭和52年（当時38歳）
本籍：京都府
住所：京都市西京区松室荒堀町
職業：塗装業
特徴：身長170センチ位、中肉、色黒、目つき悪い
犯歴：前科前歴不明

被告人は、京都府で出生し、高校卒業後、塗装業として稼働していた。

論告求刑：懲役15年を求刑
最終弁論：傷害致死罪を主張
判決：主文　被告人を懲役14年に処する。
        未決勾留日数中200日をその刑に算入する。
控訴期限：平成27年12月14日（月）
控訴日時：確認中