【傍聴記録】八木●●

４人にわいせつ、男に懲役６年　京都地裁 　強姦未遂と強制わいせつ致傷の罪に問われた京都市西京区の無職男（２４）の裁判員裁判の判決が６日、京都地裁であり、坪井祐子裁判長は懲役６年（求刑懲役７年）を言い渡した。 　判決によると、男は２００９年１～３月に京都、大阪府内、滋賀県内で当時１４～１６歳の計４人の口を手でふさぐなどしてわいせつな行為をするなどした。男は当時１８歳だった。

京都新聞　2015年10月07日 08時24分配信
http://s.kyoto-np.jp/politics/article/20151007000010

【傍聴記録】
法廷：京都地方裁判所 刑事 第202号法廷（2階）
公判日時：平成27年09月29日（火）午前10時00分～午後05時00分　第一回
               平成27年10月06日（火）午前11時00分～午前11時30分　判決
事件番号：平成26年（わ）第1380号等
罪名：強姦未遂、強制猥褻、強制猥褻致傷
審理状況：審理（全1回）、判決
担当部係：第1刑事部合議係
裁判長及び裁判官：坪井裕子（裁判長）、渡辺美紀子（右陪審）、守屋尚志（左陪審）
裁判員：30代女、30代男、50代男、50代男、50代男、40代男
補充裁判員：30代男性、50代女性
書記官：雨森慎一、的場典子
検察官：圓山貴久、伊藤　享
弁護人：豊山博子、矢部善朗
刑務官：男性2名

【公訴事実】
被告人は、平成21年1月21日午後8時頃、京都府向日市所在の路上において、通行中の少女Ａ（当時15歳）の背後から忍び寄り、口を塞ぎ、「動くな！ついて来い！」と脅して、近くのガレージに連れ込み、乳房を揉み、胸を拳で殴って膝まつかせて、陰茎を口に入れ射精した。平成21年2月2日午後7時～午後8時、滋賀県大津市所在の路上において、通行中の少女Ｂ（当時15歳）の胸を突き飛ばして倒れたところで、「声を出さなかったら帰してやる！」と脅し、膝まつかせて陰茎を口に入れた。膣内に挿入しようとするが入らなかった為、その場から逃走している。平成21年2月27日午後9時～午後9時30分、大阪府高槻市所在の路上において、通行中の少女Ｃ（当時14歳）の背後から忍び寄り、口を塞ぎ・・・以下同様の手口。平成21年3月26日午後6時40分、京都府南丹市所在の路上において、通行中の少女Ｄ（当時14歳）の背後から忍び寄り、口を塞ぎ、「絶対声出したらあかんで！」と・・・（以下同様の手口）。
罪名及び罰条　強姦未遂　刑法第177条、刑法第179条
                     強制猥褻　刑法第176条
                     強制猥褻致傷　刑法第181条1項

【被告人の身上、経歴等】
氏名：八木●●
性別：男
生年月日：平成4年1●月3日（当時18歳）
本籍：京都市西京区
住所：同上
職業：無職
特徴：身長160センチ位、痩せ型、坊主、黒スーツ、目つき悪い
犯歴：前科前歴なし

被告人は、京都市で出生し、高校卒業後、飲食店従業員として稼働。平成22年大学へ推薦入学、平成22年中途退学、平成26年フィリピンへ語学留学、帰国と同時に逮捕。父母と同居。

論告求刑：懲役7年
最終弁論：寛大な処罰を主張
判決：主文　被告人を懲役6年に処する。
        未決勾留日数中300日をその刑に算入する。
控訴期限：平成27年10月20日（火）
終結日時：平成27年10月21日（水）一審判決が確定